「朱雀」の発電方式=コアレス・ストレートフラックス方式
コアレス・ストレートフラックス方式は命名の通り、コア材がなく、マグネットの直上にV字型に左右のコイルを配置することにより、スタイラスチップが拾う微細な音溝による磁束変化をストレートに伝えるものです。
MC型におけるコイルの出力線が磁束内で不規則に動作することによる音の乱れや、MM型での磁路長が長いことによる応答性の低下は、本方式では発生しません。
また、本方式はMM型と同様のメンテナンス性の高さを確保しています。スタイラス(針、カンチレバー、マグネットのアッセンブリー)、コイル、ダンパーなどすべての部分の交換が可能な設計です。それにより、スタイラスの交換を本体の10分の1の価格で行うことができるのです。
コアレス・ストレートフラックス方式は既存のMC型、MM型の欠点を排し、利点のみを享受できる唯一無二の方式なのです。
筐体設計の新たなアプローチ
我々の処女作「青龍」の筐体は、昔から定評のある高剛性の共振しにくい材料、超々ジュラルミンを採用し、限りなく高精度に加工するという、非常にオーソドックスな手法で製作しました。これによって、筐体の余計な振動、共振による音への影響を極力排除しています。
この手法は、単純明快である一方で、カートリッジ重量が重くなるという欠点があります。「青龍」の12gを超える重量は、トーンアームの設計によっては、特に近年の高応答性に基づいたものでは、コアレス・ストレートフラックス方式の利点を生かしきれないどころか、そもそも装着できないことも考えられました。
しかしながら、安易に軽量な素材を採用すると、ある一定の共振点が可聴域に生まれ、再生音に余計な色付けをもたらします。そこで「朱雀」では、「青龍」の「高剛性の材料により振動させない」という手法から、「振動周波数の異なる材料を組み合わせて振動を分散させる」という真逆の手法に挑戦したのです。 採用した材料は、「青龍」の超々ジュラルミンに代え、チタン、ドライカーボン、そしてスーパーエンジニアリング・プラスティックに分類される高性能樹脂などです。どれも現代の最先端産業で活用されている高性能素材であり、最新技術と最新材料を探求する我々だからこそ選定することができた材料です。 これにより「朱雀」では、どのようなトーンアームでも最大限性能を発揮できる9g弱という軽量化を実現できたのです。
コアレス・ストレートフラックス方式という画期的な方式と最新技術、材料の採用により「朱雀」はアナログならではの自然な音色と、今までにないサウンドステージの再現の両立を可能にしたのです。
商品仕様
発電方式:コアレス・ストレートフラックス方式
針先:ラインコンタクト針
カンチレバー材質:アルミニウム
出力電圧:0.2mV 5cm/sec.
内部インピーダンス:12.3Ω/1kHz
適正針圧:1.75g~2.00g
自重:9g以下
詳しくはこちら https://topwing.jp/RedSparrow.html
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